2014年10月14日火曜日

ワイン法特別セミナー&懇親会が開催されました

10月13日、東京・渋谷のアカデミー・デュ・ヴァン青山校において、『はじめてのワイン法』著者である蛯原健介先生のセミナー『ワイン市場と法律の役割を考える〜なぜ造り手はワイン法を必要としたのか〜』が開催されました。
 企画およびコーディネイトは、『日本ワインガイド』などの著者である鹿取みゆきさんです。

 今日はその、とてもとても濃い時間だった、セミナーと懇親会の様子をリポートします…!

 セミナーではワイン法とは何か? という基本的なところから、EUワイン法制定の背景、そして現在のワイン市場の状況まで、幅広く充実の講義でした。『はじめてのワイン法』をすでに読んだ人にも、読んでいない人にも、きっと新しい発見のある時間だったと思います。
 セミナー後の質疑応答では、
「日本のワイン法はどうなっていますか?」
「日本がOIV(国際ブドウ・ワイン機構)に加盟しないのは、なぜでしょうか?」
などなど、さまざまな質問が飛び交いました。

 またセミナーのテイスティングでは、勝沼ボトル入りの甲州、長野県原産地呼称ワインのメルロー、地元産のブドウのみを使ったワイン、北海道の原料を別の県で醸造したワインなど、講義内容にちなんだラインナップも興味深いものでした。


 そして懇親会は、なんと造り手の方にもご参加いただき、造り手の立場からワイン法についてのご意見を聞いたり、それに対する先生の見解、ご参加された皆さんのご意見、現場をよく知るジャーナリストとしての鹿取さんの見解などがあり、それぞれが「ワイン法」について、堅苦しくなく、意見交換する時間となりました。


 懇親会の会場は、本書の出版報告会でもお世話になった「青山バル」さん。素晴らしいお料理とワインを本当にありがとうございました!

それでは、当日のお料理とワインをご紹介致します…!



前菜
・秋鮭のミドュイ サワークリームのタルト
・秋刀魚、ナス、パプリカのミルフィーユ〜山椒の香り〜
・根菜のフリッタータ モザイコ仕立て

揚物
・無花果、キノコ、栗のフリット 
 利休あんと共に

焼き物
・恋し浜の帆立とムール貝のグラタン 
  味噌とイカスミのソースで

主菜

・山形県産A5黒毛和牛 イチボのロースト 
  青森県工藤農園 リンゴ(トキ)のソース

口直し
・日本のチーズ各種




ワイン

・シャトーT.Sスパークリングワイン爽輝(中伊豆ワイナリーシャトーT.S)

・シードル(はすみふぁーむ)

・キザンワイン(機山洋酒工業)

・プレステージデラウエア(ルミエールワイナリー)

・菊鹿シャルドネ(熊本ワイン)

・マスカットベリーA樽熟成(シャトー酒折)


・高橋葡萄園ツヴァイゲルトレーベ(高橋葡萄園)